『遅読家のための読書術』を読んだ
『遅読家のための読書術』を読みました。
『最近本が読めないなー』と思っていて、なんとなくググっていたら見つけた本です。
結論、面白かった!
備忘録としてメモを残しておきます。
どんな本?
ビジネス書1ページ読むのに5分弱かかる著者が、年間700冊以上のペースで読書を行えるのはなぜか?という話がまとめられた本です。目を早く動かすとか、ページを早くめくるといった速読術の本ではないです。「正しい流し読み」と表現されています。
印象的だったこと
特に印象的だった点は「はじめに」で触れられていた点でした。 以下、引用です。
スマホでSNSやウェブニュースを見るようになって以来、多くの人の「読み方」が気づかないうちに変化しています。圧倒的な量の情報が洪水のように流れ込んでくるので、かつてのような「文字の追い方」をしていては間に合いません。
そんなわけなので、意識的にかどうかは別にして、ほとんどの人が「真剣に読まない(いい加減に読む)習慣」をここ数年で身につけてきているのだと思います。
(中略)
脳が「新しい読み方」に馴染み始めているのに、本だけは「これまでの読み方」を押し通そうとするーこれが猛烈なストレスを引き起こしています。
『遅読家のための読書術』
なんだかすごく納得しました。 自分はここ数年、紙の書籍だと読書が捗らなくなってきました。それに引き換え電子書籍だとかなり捗ります。(つい3年前までは圧倒的紙派だったので、本当に意外です。)
それはやはり習慣の変化であって、必ずしも以前のような読み方をする必要はないのかもなと思いました。(結局紙の書籍を買っても読まないなら、電子の方が良いし、オーディオブックだって良いのだと改めて思いました。)
そして自分が陥りがちな 『隅々まで読んで身につけよう』『しっかり一つ一つ理解しよう』『勉強のために読書しよう』といった意識も本を読めなくしている要因であるように感じました。
今後意識したいこと
自分の場合、仕事関連の本を読もうとするとつい「勉強だ!」と思ってしまうので、もっと気楽に読書したいなと思います。 仕事と関係ないビジネス書とか新書は月10冊くらい読める月もあるんですが、仕事関連の本はほんとに遅いです。 なので、もっと気楽に読書していきたいと思います。
そのために、読み返したい考え方をいくつかメモしておきます。
- たった1回の読書に期待しすぎなのでは?
- 10日間のダラダラ読みより、60分のパラパラ読み
- 気になったところは覚えるな、書き写せ
- 短い文を書き出し、最後に自分のコメントをつける
- 1週間の読書計画と1日1冊を6セット
- 早く読める本9割、時間をかける本1割(リズムが大事!前進している感覚を得るのが大事!)
おわりに
印南さんの他の本も読んでみたいなと思いました。終わり。